研修・セミナーレポート

2024年1月25日 若手社員フォロー研修
ー公開講座研修レポート

作成日:

GrowthMeetingセミナー

本内容は、2024年1月25日開催「若手社員フォロー研修(2日目)」公開講座研修レポートです。
受講内容や、受講前と後の変化などをレポートとしてまとめていますので、ぜひご覧ください。

「若手社員フォロー研修(1日目)」の様子は以下レポートよりご覧いただけます。
2023年8月24日 若手社員フォロー研修(1日目) ー公開講座研修レポート

1)研修概要

研修目的・学びのポイントと、当日のアジェンダ

本研修は「会社の未来を創るためのリーダーとして、第一歩を踏み出す」ことを目的に実施しました。より詳しい研修内容は、若手社員(3~6年目)フォロー研修をご覧ください。

2)受講者の研修の始めと終わりでの変化

イントロダクション : 研修開始時のコメント

研修開始時、受講生からは下記のようなコメントがあがっていました。

・本来なら、自身で定期的に振り返らなければいけないんだろうけど…目の前の業務に手いっぱいであっという間に3年目が終わろうとしている…
・3年間を振り返ると、異動が結構多くて、自分のスキルやキャリアにちゃんと積みあがっているのかな?と不安な気持ちになっている。
・1月に部署異動になったばかりで初めてのことだらけ。今日はこれまでのことをゆったり振り返って、今の新しい部署でのスタートダッシュを早めたい
・うちの会社は2月末で年度が切り替わるので、案件のクロージング対応で少しバタバタしています…

振り返り : 研修終了時のコメント

研修終了時の受講生の発言や終了後のアンケートでは、下記コメントがありました。

信頼が不十分な人との理解深化の機会を自ら失いに行っていると反省しました。私自身が蓋をしているから、浅い人間関係のまま→お互いの理解不足→協働も生まれない、という悪循環に陥っていることが分かりました。もちろん取捨選択は大前提ですが、変えたい状況があった中で、自分自身の意識を変えるという選択肢をこれから持っていたいと思いました。

・内的システムのワークから、意見を出し合った中で「自分自身が成果を上げることだけが価値ではない」という結論が出たことが学びでした。

・本来の業務の目的は何かを改めて考え、その目的達成のために意志を強くもって仕事に取り組むようにしていきたい。その考えを強くもつことで、自分が重要視していなかった(逃げていた)ことも目的遂行にあたっての重要な業務として認識し、積極的に取り組んでいける。


・本日まで3年間、大変お世話になりました。 研修を実施していただき、忙しい日々の中でなかなかできない振り返りの機会を持つことができました。3年間一緒だった他社の同期の皆さんも毎回前回とは違った状況や悩みを持ちつつも乗り越えて強くなっていると感じました。今までありがとうございました。

自分の中になんとなくあった不安を発見できたと思います。


・人に頼ることで自身のパフォーマンスを上げることも価値発揮の一つであること。安心して意見できる状況でこそ議論やそれぞれの考えが深まっていくということ。

3)研修での受講生の動き

Growthサーベイによる振り返り

まず、毎年定期的に実施しているGrowthサーベイを基に、振り返りを行いました。当時の自身の回答結果を見ながら、今の状況を比較し、内省を深めていきました。

Growthレポートを振り返ると、3年間でものすごく成長したな…
・後輩ができて面倒を見たり、先輩や上司など周りの環境にも恵まれていて、環境のおかげで成長できているよう感じる
・定点観測で自分の状態を振り返り、仕事への捉え方や考え方が変わってきているなと感じた。課題が自分視点からチーム視点とか、広がっている感じ?

ポジティブリフレクション

事前に作成いただいた「振り返りシート」を基に、2023年4月からの1年間の振り返りをシェアし合いました。グループ内では以下のようなコメントがありました。

・3年目になった時、「この1年は仕事に捧げる1年にしよう!」って心に決めて、本当にそうだった、と思えるくらい、仕事と向き合う1年間でした。
・いろんな人脈ができて、多様な価値観や働き方に触れて、自分の考え方がひろがった
・今までは与えられた業務に対応することが仕事でしたが、ここ最近は自分で仕事を見つける/つくるという働き方になって。最初は辛いことの方が多かったけどコツがつかめてくるととにかく仕事が楽しかった
初めて、新入社員のトレーナーをすることになって、どういえば伝わるんだろう?ってずっと悩み続けた1年だった
・自分が辛い時は、ひとりで抱え込まずに、とにかく先輩に相談したりして…。その中で、自分が期待されている役割とかも見えてきて、前向きになれた
・一通りの業務が自分一人でもできるようになって、次の目標やありたい姿がまだよく見えていないなと思っています

全体ダイアログでのコメント

・振り返ると、今やっている仕事は自分に合っているんだなと実感した
・振り返って改めて、今後自分の価値をどう発揮していくか、周りにどう働きかけるか、を4年目に向けて考えていく必要があると感じた
・3年目ももうすぐ終わりというタイミングで、「これから先の未来の話題」だったり、1年目・2年目と比べると、より深い話になっている
・ここに参加しているのは、業種や業界も様々で物事の視点も違っているので、それぞれの経験から分析した話が面白い
・新入社員や2年目社員の頃と比べると、「入社何年目」と気にしなくなってきている
・どの方も、後輩への業務の引継ぎが多くなっているが、仕事が手につかず、任される量が多くなっている

あなた自身は、今どのような課題を持っているのか?

続いて、受講生それぞれが今自分自身が抱えている課題を洗い出しました。そこかからその課題がどのような内的要因や外的要因によって起こっているのかを俯瞰してみるため、「内的システム」を作成しました。それをグループ内で共有し、対話を深めていきました。

対話の中では、次のようなコメントがありました。

・内的システムをつくって、自分のなかで新たな選択肢が見えたように感じた。簡単に言うと、課題に対して自分から蓋をしていた状況に気付いた
・自分の課題の解決策はなんとなくわかっているけど、それを行動できていないだけなのかな…とも思ってきた。余裕がないということもあるけど
・自分の力でどうにかなることと、どうにもならないことがあるよね。自分ができる範囲で
・結局環境の問題なのかな・・・?それに左右されるのはよくないんだろうけど

・内的システムを創って見つめてみると、もっと視座を高くして考えたほうがいいなと思った

現場でのリーダーシップ発揮に向けてのアクションプラン

先ほどの内的システムを基に、今後のアクションプランを策定しました。

4)講師・アテンドから

研修を場をご一緒していく中で、純粋に「皆さんの上司が羨ましい」と感じるほど、考えも深く、行動力もあって、優秀な方々だと感じました。

最後のワークで行った【あなたが持っている力】【あなたが身に付けたい力】の内容については、今後の環境や皆さん自身の状態に応じて割合と内容をアップデートしていってもらえると嬉しいく思います。また、【周囲に支援してほしいこと】は、ぜひ上司や周囲のメンバーに共有していただければと思います。

今回の研修で、階層別公開講座へのご参加は一区切りとなります。今まで本当にお疲れさまでした。そして、素晴らしい学びの場をご一緒させていただき、ありがとうございました。

今後の皆さんのさらなるご成長とご活躍を、心からお祈りしております。

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